ヴァン・ドゥー・ナチュレル(VDN)とヴァン・ド・リキュール(VDL)

『日本ソムリエ協会教本2016年版』に書かれているヴァン・ドゥー・ナチュレル(VDN)とヴァン・ド・リキュール(VDL)の説明で間違っている箇所を日本ソムリエ協会に報告しました。

『日本ソムリエ協会教本2016年版』の p.68 に「フォーティファイド・ワインの仲間として、V.D.L.、V.D.N.があり」と書かれていますが、Vin de Liqueur (VDL) は酒精強化ワインをあらわすフランス語なので、「フォーティファイド・ワインの仲間」という表現は間違っていると思います。

また、V.D.L.、V.D.N. を「フランス特有のもの」としていますが、Vin Doux Naturel (VDN) はギリシャでも造ることができると思います。(教本のギリシャの章 p.391 の O.P.E. の説明に書いてあります。)

p.184 で VDL について「未発酵のブドウ果汁にアルコールを添加し、樽にて熟成をはかる。」と書かれていますが、VDL は酒精強化ワインのことなので、AOC Clairette du Languedoc の VDL のように醗酵途中でアルコールを添加することもあります。(AOC Pineau des Charentes も条件を満たせば醗酵が始まってからのアルコール添加が許されるようですが……。)

p.144 と p.186 の資料で AOC Clairette du Languedoc の VDL にランシオがあるように書かれていますが、ランシオが認められているのは白ワインのほうだと思います。

posted : 2016-10-16 | category : 日本ソムリエ協会教本2016年版

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