『日本ソムリエ協会教本2016年版』のアルザス地方の記述

『日本ソムリエ協会教本2016年版』のアルザス地方の記述で間違っている箇所を協会に報告しました。

『日本ソムリエ協会教本2016年版』 p.80 のリースリングの説明に、「1960年代から、アルザスで最も広く栽培される品種となった。」と書かれていますが、AOC の畑では1969年に Riesling が 1,199 ha に対して、Sylvaner は 2,577 ha も栽培されていたようなので、「1960年代」というのは間違いになると思います。

ミュスカ・ダルザスの説明に、「ミュスカ・ア・プティ・グラン(Muscat à Petits Grains)とミュスカ・オットネル(Muscat Ottonel)の2種類がある。」と書かれていますが、Muscat d'Alsace は Muscat à Petits Grains のシノニムで、Muscat Ottonel とは関係ないと思います。

p.80-81 の AOC Alsace の説明に、「一つの品種から造ることもでき、この場合は、品種名を表示する。複数品種のアサンブラージュの場合は「エーデルツヴィッカー(Edelzwicker)」「ジャンティ(Gentil)」などと表示する。」と書かれていますが、単一品種から造られたワインでも品種名を表示しなくても良いと思います。
エーデルツヴィッカーとジャンティの表示は任意なのではないでしょうか?

また、p.83 の資料編[表A]でエーデルツヴィッカーのぶどう品種について、「上記の白ブドウの一つまたはいくつか」と書かれていますが、黒ぶどうの Pinot Noir を使うこともできると思います。

p.82 のクレマン・ダルザスの説明に、「現在では、フランスの家庭で消費されるA.O.C.のスパークリングワインの第1位である。」と書かれていますが、AOC のスパークリングワインでは AOC Champagne が最も消費されていると思います。

posted : 2016-10-18 | category : 日本ソムリエ協会教本2016年版

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