南アフリカ 2015年版教本

『日本ソムリエ協会教本2015年版』 p.455-456 の「主なブドウ品種」の説明に、品種別栽培面積でみると、南アフリカを代表する品種は依然としてシュナン・ブラン(南アフリカではスティーンとも呼ばれる)だが、栽培面積は減少傾向にある。かわってカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネなどが増加しており、南アフリカ独自の交配品種ピノタージュ(ピノ・ノワールとサンソーの交配)はカベルネ・ソーヴィニヨンとシラーに逆転された。 と書かれていますが、2004年から2014年の10年で Chenin Blanc の栽培面積が 1,215 ha 減ったのに対して、Cabernet Sauvignon の栽培面積は 2,124 ha も減っています。

また、Chardonnay の栽培面積は2004年の 7,283 ha から、2009年には 8,349 ha にまで増えたのですが、2014には 7.356 ha にまで減っています。

Pinotage が Shiraz に逆転されたのは2001年、Cabernet Sauvignon に逆転されたのは1997年より前になるようです。

p.456 南アフリカの「ワイン法と品質分類」で以下のような説明があるのですが間違っていると思います。

多彩な気象条件や地勢、土壌の種類に富んでおり、それぞれの個性を明確にするためワイン産地を大きい順からリージョン(地方)、ディストリクト(地域)、そしてワード(地区)と細分化し、原産地表示を規制している。この体系での最少区分はエステートで、ひとつあるいは複数の農園からなり、ワイナリーを持ち、ワードの一部を構成している。

「原産地呼称」Wine of Origin(W.O)と呼ばれるこの分類方式は1973年に制定され、各産地の個性を明らかにするとともに、産地、品種、収穫年がもたらす様々な特徴を保証している。合格したワインには、Aナンバーと呼ばれる、生産者識別番号の入った保証シールが貼られるが、品種名の場合は85%以上が表示する品種であること、収穫年度の表示も85%以上、W.Oの産地名を表示する場合は、100%その産地のものでなければならない。

南アフリカでのワイン産地の一番大きな区分は Geographical Unit になると思います。

ワイン産地という体系に「エステート」を含めるのは無理があるように思います。

Aナンバーと保証シール(Certification Seal)は全然関係がないと思います。

Aナンバーはワインの販売者の情報を提供するもので、原産地呼称ワインでなくとも表示されると思います。

Aナンバーはラベルに表示され、保証シールには表示されないと思います。

p.460 の Boberg (region) の説明に、Paarl, Franschhoek, Tulbagh産の酒精強化ワインのみに適用されるリージョン名 と書かれていますが、Wellington も入るようです。

posted : 2016-01-27 | category : 日本ソムリエ協会教本2015年版

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