ドイツのワイン産地といろいろなワイン 2015年版教本

『日本ソムリエ協会教本2015年版』 p.321-326 にドイツの13地域の説明があり、各地域の「地区名、村名、畑名」が載っているのですが、村名とされているいくつかは村名ではなく Ortsteil の名称です。

たとえば、p.324 のラインガウでは

Gemeinde Ortsteil
Rüdesheim am Rhein Assmannshausen
Geisenheim Johannisberg
Oestrich-Winkel Winkel
Oestrich
Hallgarten
Eltville am Rhein Hattenheim
Erbach
Rauenthal

p.323 のフランケンの説明に、旧西ドイツでは最も東に位置するぶどう栽培地域で と書かれていますが、ggA Regensburger Landwein が最も東に位置するワイン産地(ぶどう栽培地域)になると思います。

注 : ggA は geschützte geografische Angabe の略語で、「保護された地理的表示」をあらわすドイツ語です。

p.326-328 の V.D.P.(ファウ・デー・ペー)の説明に、グーツヴァインを 醸造所名入りワイン としていますが、どのクラスでも「醸造所名」は入ると思います。

p.328 のリースリング・ホッホゲヴェクスの説明に、生産地域:アール、モーゼル、ミッテルライン、ナーエ、ラインヘッセン、ファルツ、のラインラント・ファルツ州全地域 と書かれていますが、リースリング・ホッホゲヴェクスの生産地域はラインラント・ファルツ州に限られてはいないと思います。

また、規格:発酵前のブドウ果汁の糖度はQ.b.A.規格より10oeすなわちアルコール1.5%分高い と書かれ、アール、モーゼル、ミッテルラインは 61oe になっていますが、アール、モーゼル、ミッテルラインの Qualitätswein(リースリング)に求められる潜在アルコール度数は 6.7 % vol (55 °Oechsle) なので、リースリング・ホッホゲヴェクスは 65 °Oechsle になると思います。

p.330 のヴァイスヘルプストの説明に、特定の地域で造られたロゼワインで単一ブドウ品種から造られる。アール、ラインガウ、バーデン、フランケン、ラインヘッセン、ファルツ、ヴュルテンベルグで等級は Q.b.A.以上。 と書かれていますが、地域は限定されていないと思います。

注 : 教本のヴァイスヘルプスト(Weißherbst)の表記は正しいですが、ネット上では「ß」がギリシャ語のベータ(β)になった「Weiβherbst」という間違った表記が結構あります。

バーディッシュ・ロートゴルトの説明に、発酵前のルーレンダー(51%以上)とシュペートブルグンダーを混醸して造られる。 と書かれていますが、ルーレンダーの比率は 50 % 以上です。

posted : 2015-12-28 | category : 日本ソムリエ協会教本2015年版

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