オーストリア 2015年版教本

『日本ソムリエ協会教本2015年版』 p.332 のオーストリアのプロフィールで、平均収量は54.4hlである。 と書かれていますが、54.4 hl/ha の間違いだと思います。

p.333 の「主なブドウ品種」の説明に、地理的表示なしワインに関しては、以下の品種も認可されている。 と書かれていますが、Donauriesling と Blütenmuskateller が抜けています。

KMW糖度の説明に、純粋な糖のみの重量%を示す方法であって、果汁を比重計で測定して出す見せかけの重量であるブリックス(Brix)との間に大きな差がある。 と書かれていますが、KMW糖度も果汁を比重計で測定して出すおおよその数値です。

p.334 にオーストリアで栽培されているぶどう品種の2009年の栽培比率が載っていますが、Jubiläumsrebe の栽培面積は 13 ha で 0.03 % 、Furmint と Rathay は 9 ha で 0.02 % になります。

DAC についての説明に、ライタベルクDAC以外には、クラシックとレゼルヴェのサブ・カテゴリーが存在し、要求される最低アルコール度数やスタイルが異なっている。 と書かれていますが、クラシックというサブ・カテゴリーは存在しません。

p.336 のアイスヴァインの説明に、収穫時、あるいはプレス時に凍結したブドウを原料とする。 と書かれていますが、ぶどうは収穫からプレスされるまでの間凍っていることが求められています。「あるいは」ではありません。

p.337 のベルクヴァインの説明に、オーストリアワインに伝統的に認められてきた表記で、傾斜が26度を超える段丘や急斜面に植えられたブドウ樹から収穫したブドウを原料としたワイン。 と書かれていますが、傾斜は26度ではなく 26 % です。26度だと約 48.8 % の傾斜になってしまいます。

p.337-340 に載っている各ワイン産地の栽培面積は地域ごとの栽培面積で、DAC とあっても DAC としての栽培面積ではありません。

p.338 の Wagram の説明に、ソフトでほのかにスパイシーな特徴的個性をもつこの地の固有品種、ローター・ヴェルトリーナーが注目される。 と書かれていますが、Roter Veltliner の2009年の栽培面積は Wagram で 72.33 ha 、Weinviertel で 74.81 ha になっています。「この地の固有品種」とは言えないと思います。

p.339 で、Eisenberg DAC の栽培面積として載っているのは Südburgenland の栽培面積になると思います。

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オーストリアワイン入門 by ワンモアグラス で、「2015年ワインエキスパート呼称資格試験」について解説しています。

posted : 2015-12-29 | category : 日本ソムリエ協会教本2015年版

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