ローヌ、コルシカ、ラングドック、ルーシヨン 2015年版教本

『日本ソムリエ協会教本2015年版』 p.122 の Côte Rôtie の説明に、ブドウ畑はほぼ南向きで、斜度60度に及ぶこともある急斜面に広がる。 と書かれていますが、地図を見ると「ほぼ南向き」というのは違うように思います。斜度の「60度」は「60 %」の間違いだと思います。

p.125 のコート・デュ・ローヌ地方の章で AOC Duché d'Uzès が紹介されていますが、p.76 の「I.G.P.リスト」の産地区分に従えば Languedoc-Roussillon のワイン産地になると思います。

ワイン産地の区分方法は色々あっていいと思いますが、教本内での産地区分は統一したほうがいいと思います。

また、教本内には本文と地図、統計資料での産地区分が異なる箇所がいくつもあるので修正したほうがいいと思います。

p.133 のコルシカ島の主要ブドウ品種にユニ・ブランとバルバロサが載っていますが、ユニ・ブランとバルバロサはコルシカ島の主要な品種ではありません。

栽培面積が小さいとしても、Barbarossa (Barbaroux) の主要な産地はコルシカ島なので、主要ぶどう品種にするのは理解できますが、Ugni Blanc はコルシカ島の AOC では補助品種としてしか認められていない品種です。

また、Barbarossa (Barbaroux) は果皮の色で Rose に分類される品種なので、黒か白で言えば「白ぶどう」になると思います。

Rose に分類される Gewurztraminer は教本内で白ぶどうに分類されています。

p.139 の AOC Languedoc の説明に、A.O.C.コトー・デュ・ラングドックをA.O.C.ラングドックと変更。対象範囲をラングドックとルーシヨンの生産地域全域に拡大し、レジョナルのA.O.C.として制定した。 と書かれていますが、AOC Malepère, AOC Frontignan, AOC Muscat de Mireval の生産区域は AOC Languedoc の生産区域には含まれていないので、「生産地域全域に拡大」という表現は誤解を招くと思います。

また、AOC Languedoc の1地区であった Terrasses du Larzac と La Clape が単独の AOC として認められたので、2016年版教本では更新されると思います。(AOC La Clape は2017年版になるかも…)

p.147, p.189 の資料で AOC Clairette du Languedoc の VDL にランシオがあるように書かれていますが、ランシオが認められているのは白ワインのほうだと思います。

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posted 2015-11-27

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