保護された原産地名称

EU 加盟国のワイン産地は「保護された原産地名称」と「保護された地理的表示」のどちらかに分類されるようになったのですが、『日本ソムリエ協会教本2016年版』では国ごとの説明がバラバラで、間違った記述もあります。

2012年版教本を読んだときに酷いと思い、新版が出るたびに改善されているかをチェックしているのですが、今年も改善はされていないようです。

教本で一番酷いと思うのは日本語表記に統一性がないことで、「保護された原産地名称」のことを、p.6-7 の酒類飲料概論では「原産地呼称保護」としているのに、p.191 のイタリアでは「保護原産地呼称」、p.300-301 のポルトガルでは「原産地名称保護」、p.321 のドイツでは「保護伝統表記」と、テキスト編集委員が好き勝手に日本語を当てはめています。

酒類飲料概論で「原産地呼称保護」と訳しているのですから、教本内では「原産地呼称保護」に統一すればと思うのですが…。

ドイツの「保護伝統表記」という記述は、担当したテキスト編集委員の勘違いなのでしょうが、誰も間違いを指摘しないのでしょうか?(シニア試験の受験者も教本を読んでいると思いますが)

また、いくつかの国は EU 加盟国にもかかわらず、「保護された原産地名称」と「保護された地理的表示」についての説明が全くありません。

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以前にブログで指摘していた教本の間違いを協会関係者がチェックしていて、翌年の教本で修正されていたこともあるので、2017年版教本では東欧の EU 加盟国の「保護された原産地名称」として認められたワイン産地についての説明が加わるかもしれません。

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posted 2016-03-12

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