Grapevine Products
ワインは一般的にはワイン（スティルワイン）や発泡性ワイン、酒精強化ワインなどに大まかに分類されますが、欧州連合（EU）のワイン法ではぶどう生産物（Grapevine Products）のカテゴリーがあり、各国の言語でラベルに表示する必要があります。
ぶどう生産物のカテゴリー
- Wine〈ワイン〉
- スティルワインとも呼ばれる一般的なワインで実際のアルコール度数は 9 % vol. 以上（Wine-growing zone A, B では 8.5 % vol. 以上）必要ですが、地理的表示を伴うワイン（PDO, PGI）は 4.5 % vol. 以上になります。
- Liqueur wine〈酒精強化ワイン〉
- 一般的に酒精強化ワインと呼ばれるワインですが、ただ酒精強化されただけでなくアルコール度数などが規定されたワインで実際のアルコール度数は 15-22 % vol. 総アルコール度数は 17.5 % vol. 以上必要です。
- Sparkling wine〈発泡性ワイン〉
- ガス圧は20度で 3 bar 以上
- ベースワインの総アルコール度数が 8.5 % vol. 以上
- Quality sparkling wine〈上質発泡性ワイン〉
- ガス圧は20度で 3.5 bar 以上
- ベースワインの総アルコール度数が 9 % vol. 以上
- Quality aromatic sparkling wine〈芳香性上質発泡性ワイン〉
- ガス圧は20度で 3 bar 以上
- 発泡性を持たせるための醗酵をマストに含まれる糖分のみで行った発泡性ワイン
- Aerated sparkling wine〈炭酸ガスを加えた発泡性ワイン〉
- ガス圧は20度で 3 bar 以上
- 地理的表示のないワインのみ
- Semi-sparkling wine〈弱発泡性ワイン〉
- ガス圧は20度で 1-2.5 bar
- マスト、ベースワインの総アルコール度数が 9 % vol. 以上
- 実際のアルコール度数は 7 % vol. 以上
- Aerated semi-sparkling wine〈炭酸ガスを加えた弱発泡性ワイン〉
- ガス圧は20度で 1-2.5 bar
- マスト、ベースワインの総アルコール度数が 9 % vol. 以上
- 実際のアルコール度数は 7 % vol. 以上
- Wine from raisined grapes〈干しぶどうのワイン〉
- 部分的な脱水のために日なたまたは日陰に置かれたぶどうから造られるワイン
- 総アルコール度数は 16 % vol. 以上で実際のアルコール度数は 9 % vol. 以上
- 脱水後の自然アルコール度数が 15 % vol. 以上（またはぶどうの糖度で 272 g/l 以上）
- Wine of overripe grapes〈過熟ぶどうのワイン〉
- 自然アルコール度数が 15 % vol. 以上
- 総アルコール度数は 15 % vol. 以上で実際のアルコール度数は 12 % vol. 以上
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posted 2023-10-25
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posted by katabami