DOCG Asti〈アスティ〉で造られる発泡性ワインは Champagne とは違い発泡性を持たせるための醗酵をマストに含まれる糖分で行うもので、フランスだと Méthode ancestrale で造られる発泡性ワインが該当します。EU が定めるぶどう生産物のカテゴリーでは Vino spumante di qualità del tipo aromatico(Quality aromatic sparkling wine)に分類されます。
普通は加圧タンクで行われる発泡性を持たせるための醗酵を瓶内で行った Metodo classico〈メトド・クラッシコ〉、Metodo tradizionale〈メトド・トラディツィオナーレ〉も造られています。
Asti の白ワイン(Moscato d'Asti)に求められるアルコール度数は 4.5-6.5 % vol. ですが、4.5 % vol. というのは保護された原産地名称(PDO)ワインの最低アルコール度数です。
註 : Tokaj (Eszencia) と Vinohradnícka oblasť Tokaj (Esencia) は例外としてアルコール度数 1.2-8.0 % vol. という規定が許されています。
posted 2019-09-30, update 2024-10-05
posted by katabami