DOCa Rioja〈リオハ〉の生産地域はエブロ川の両岸に広がっていて、左岸 の Rioja Alavesa〈リオハ・アラベサ〉、右岸上流側の Rioja Alta〈リオハ・アルタ〉、右岸下流側の Rioja Oriental〈リオハ・オリエンタル〉の3地区に分かれています。
Rioja Alavesa はバスク州アラバ県に、Rioja Alta はラ・リオハ州に、Rioja Oriental はラ・リオハ州とナバーラ州に位置しています。
註 : ラ・リオハ州内にカスティーリャ・イ・レオン州ブルゴス県の飛び地があり、リオハ・アルタの畑として登録されています。
DOCa Rioja では赤ワインの生産が多く、栽培面積の 80 % ほどを黒ぶどう品種の Tempranillo が占め、Garnacha Tinta は 7 % 弱、白ぶどう品種の Macabeo は 6 % ほどです。
また、DOCa Rioja はスペインで最も生産量の多いワイン産地で、DOCa Rioja と2番手の DO Cava の順位は安定していますが3位以下は年によって変わっています。
黒ぶどう品種 | 白ぶどう品種 | 計 | ||
Rioja Alavesa | 12,189 | 903 | 13,092 | 19.9 % |
Rioja Alta | 24,613 | 3,058 | 27,671 | 42.1 % |
Rioja Oriental | 22,944 | 2,018 | 24,961 | 38.0 % |
計 | 59,746 | 5,979 | 65,724 | 100 % |
DOCa Rioja はスペインで最も生産量の大きいワイン産地で、膨大な熟成用の木樽があることでも有名です。
木樽はアメリカンオークが一般的なものの、フランス、ロシア、東ヨーロッパ産のオークを使う生産者もいるようです。
posted 2020-01-26, update 2024-01-23
posted by katabami